やられたらやり返せ [まず使わないであろう無駄知識]

「目には目を、歯には歯を」で有名なハンムラビ法典。

「目には目を、歯には歯を」は現代では復讐の容認や、「やられたらやり返せ」の意味で使われる事が多いが、実は過剰な報復合戦を諌め、「せめてその程度でやめておけ」という思いが込められている。

因みに、ハンムラビ法典には性差、身分差による区別はあるものの、現代の司法制度にも通ずる考え方が見て取れる。また、罰則事項の規定だけでなく男女平等や人権擁護、犯罪被害者、弱者救済の考え方も盛り込まれており、当時の社会情勢からすれば革命的な公平性と公正さもった法律といえるだろう。古いからといって単純な決め事の羅列ではなく、驚くほど詳細かつ広範囲に取り決めがある。特定の宗教色が無いのも見逃せない。

人類の歴史上2番目に古いとされる法律だが、中世ヨーロッパの宗教裁判よりはるかに先進的、しかも現代法にも勝るとも劣らない考え方で制定されていた事は意外と知られていない。




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しかも、「もしもお前の奴隷の眼をくりぬかれたら、相手の奴隷の眼をくりぬきなさい」なのですよね・・・。結構、間接的なんだなぁと思った覚えがあります。いつもniceありがとうございます^^
by niki (2011-05-03 20:47) 

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